不動産業に挑戦!先輩の声 アライブホーム 井上 真理子 氏
公開:2023年12月21日(木)宮崎県で不動産業を始めたい、興味がある方へのお役立ちコラム。今回は、今年1月に開業した井上真理子さんをご紹介します。
- Q:不動産業との出会いは?
- A:私は以前から建築に興味があり、建築を学びたいと思って宮大工学部の土木環境工学科に入りました。入ってみると都市計画の分野だったので、ちょっと違うなと(笑)。その頃から大手DVDレンタル店のアルバイトを始め、映画が好きだったこともあり20年以上働きました。コロナ禍で家にいる時間が長くなり、いろいろと考えをめぐらすうちに何か資格を取ろう!と決めました。そこで建築士は、さすがに今の年齢からでは難しい。宅建士の資格を取れば建設業を営んでいる協業者の仕事に役立つし、土地を購入して建物を造り、販売や賃貸に出すことができます。学生の頃に夢みていた建築にも足を踏み入れることができるかもと考えました。私の場合は、コロナが昔の夢を思い出させてくれました。
- Q:宅建士の資格はどのように取得したのですか?
- A:日建学院に入学して半年間、みっちり勉強しました。学校に行って良かったです。「勉強」から何十年と離れていたので、まずは勉強をするクセを付けることができました。宿題が出るのでそれをひたすら頑張って、その年の11月に合格しました。
- Q:今年1月に開業されましたが、2カ月経ってどうですか?
- A:今まで協業者がどんな仕事をやっていたのか全然知らなくて、コロナ禍になって初めて「こんなことをやってたのか」と見るようになった状態なのですが(笑)。今は、協業者の現場に付いて行って、お客さまの話しを聞いたり、何を求めているのかを知ったりして自分の経験値を高めているところです。会社でアパートを購入することもあるので、その現場に立ち会います。とにかく、まだまだ勉強中です。
- Q:お客さまとのやりとりの中で、大切にしたいと思うことは?
- A:土地や建物を購入する場合、必ずお客さまには利用目的があります。まずはそのご希望をしっかりとお聞きすること。私たちが扱う「商品」は、お客さまが簡単に返品できるようなものではありません。安易なことは言えない、できないと心に留めています。今はまだ覚えることが多くて、毎日の仕事を一生懸命にやるだけです。協業者の仕事ぶりを現場で見ていると、近所の方々とすぐに打ち解ける姿に感心します。そこからいろんな情報を得ることがあるので、なるほど・・・これはいいな(笑)と。お客さまに対してもフレンドリーで、相談しやすい雰囲気を大事にしています。お客さま対応のコツも見ながら勉強中です。
- Q:今後の目標、目指していることなど
- A:お客さまから、「あなたに頼んで良かった」と思っていただくことですね。一度お取り引きしておしまいではなく、長くお付き合いしていきたいです。私の仕事を気に入って、さらに次のお客さまを紹介していただけるように対応したいです。会社はHPを作成中。今後の営業につなげようとしています。宅建業協会が新規開業した人たち向けの交流会を開催してくれるので、物件の情報交換をするなど業者間のつながりも作っています。私は旅行が趣味で、アルバイトを長く勤めていたのも旅行に行きたかったから。バリ島にアパートを持っている日本の方がいたのですが、私もいつか「海外の物件を見てくるわ」なんて言える業者になりたいです。
- Q:不動産業に興味のある方にメッセージを!
- A:不動産業は、いろんな職種に広がります。不動産業に必ず必要な宅建士の資格は業種を選ぶことのない資格、取って損はありません。不動産業を開業したあとは、宅建業協会のフォローアップが万全です。女性だけ、開業したての人、〇年目など交流会の多く、お互いの悩みや物件の情報などを話す機会もたくさんあります。まずは、開業支援セミナーに参加してみるといいですよ。
- 【プロフィール】
- 井上 真理子(いのうえ まりこ)
- 宮崎市出身。宮崎大学工学部土木環境工学科卒。多趣味で映画、旅行が好き。和太鼓も趣味の一つ。バイクの免許も持ち、昨年、750CCバイクを購入。休日に日南海岸を走っている