不動産業に挑戦!先輩の声 ホームプランナー 朝倉 康明 氏
公開:2023年12月21日(木)宮崎県で不動産業を始めたい、興味がある方へのお役立ちコラム。今回は、昨年開業した朝倉康明さんをご紹介します。
- Q:不動産業との出会いは?
- A:私は、10代の早い時期から県外に出ました。大阪や福岡で建設業や営業の仕事に就き、ちょっと言えないぐらい(笑)さまざまな経験をしてきました。15年ほど経って30歳になり、それまでに得たスキルを故郷で生かしてみたいという気持ちが生まれ、宮崎市にUターン。自分が頑張っただけ「結果」として目に見えて評価され、いつか独立できる仕事がいいと考えて門をたたいたのが不動産業でした。宮崎市内の不動産会社に就職して11年ほど勤めました。
- Q:開業までの道のりを教えてください
- A:不動産会社に就職したときから独立を目標にしていたので、宅建士の資格を働きながら取りました。資格取得を完遂するには、集中力を切ることなく短期間で勉強したほうが自分に合っていると思い、仕事と寝ている時(笑)以外は「根詰め」て勉強しました。開業は、2021年5月です。開業の時期やきっかけは、不動産会社に勤めていたときのお客さま、知り合い、そして友人など仕事としてお互いに協力して良い関係性を保てる人たちの存在を実感できたことですね。それぞれwin-winというか協力し合って、さらに新しい価値を生み出すことのできる「人」がいる、ということが自分を後押ししました。なんといっても地域の生の情報をいち早く知るツールがあるってすごく大事です。
- Q:不動産業の面白さは?
- A:若いころからいろんな仕事をしてきたのですが、中でも不動産業が1番お客さまと近い関係を作れると感じます。特に売買になると取り扱う金額が大きくなります。なぜその物件を売りたいのか、買いたいのかなどお客さまのプライベートに関するところまで話し合うので気付いたら濃い間柄に(笑)なっています。そこで生まれた絆を大切にすることで、さらにいろんな情報を得られたり、ご紹介いただいたりできています。
- Q:お客さまとのやりとりの中で、大切にしていることは?
- A:お話しをいただいた後の対応のスピードです。行動力ともいいますね。これは厳しいな、と思う物件でもお話しをいただいたらまず行動。自分でも納得できるまで調査して、その上でお客さまに正直にお伝えします。時にはお客さまに強く「止め」に入ることもあります。もうひとつ、「仕事」なので利益を生むことは大事ですし当たり前。たとえばアパートの売買を行う場合には、物件を売った後、その物件の部屋が埋まらなければお客さまの利益になりません。そこで、私は次にアパートの部屋を借りたい人を探します。物件を売ったらおしまいではなく、その後に必要な対応も考えて行動します。そうすれば仕事はどこまでも広がります。不動産業でのお取り引きに最終ゴールはないと思います。対応することがたくさんあって大変だったとしても、最後にお客さまが喜んでくださることが大切だし、私自身の喜びにもなります。
- Q:今後の目標、目指していることなど
- A:独立したばかりなので、今はひとつひとつの仕事をしっかりやり遂げたいです。大切なスタッフ、仲間、そして大好きなお客さまと一緒にこれからもいい仕事をしていきたいです。
- Q:不動産業に興味のある方にメッセージを!
- A:宅建士資格取得の勉強にはコツがあります。これは私の短期集中勉強法ですが、内容を理解しようとせず(笑)とにかく10年分の過去問題をひたすら解くこと。仕事をしていけば自然と参考書に出てくるような内容は分かるので。不動産業のいいところは、仕事に年齢が関係ないこと。年齢を重ねた方にはそれだけの人脈があるはずですし、いい人脈が多いほど仕事には有利だと思います。それに定年がありません。開業してからは、横のつながりが大事。宅建業協会が開催している開業セミナーなら無料で参加できて不動産業者や開業を目指す仲間と知り合うことができます。経営ノウハウや地域の動向、空き家や空き地など物件に関する最新の情報を手に入れる方法って、本やネットよりも「人」とのつながりが1番確実です。
仕事が趣味かもと笑っていた朝倉さん。お体に気を付けて、これからも頑張ってください。ご協力ありがとうございました。
- 【プロフィール】
- 朝倉 康明(あさくらやすあき)
- 1979年7月28日生まれ。宮崎市出身。30代で宮崎に戻るまで県外にいたので帰宮したときには地名も分からず大変だったとか。事務所の周りには地域猫がたくさん。入り口あたりに不定期で「出勤」してくるサバ白柄のネコがスタッフやお客さまの癒やし。