不動産業に挑戦!先輩の声 宮崎海岸不動産 松本 康治 氏
公開:2023年12月21日(木)宮崎県で不動産業を始めたい、興味がある方へのお役立ちコラム。今回は、宮崎に移住して5年ほど経ち、今年3月に開業した松本康治さんをご紹介します。
- Q:不動産業に興味を持ったきっかけは?
- A:趣味のサーフィンをしながら海外で数年暮らし、帰国後建築会社を各地で営んでいました。建築に係る仕事をしていると不動産業との接点が多々あります。土地選びから建物ができた後やその先まで関わる仕事だということに面白味を感じました。
- Q:不動産業開業までの経緯は?
- A:建築業のかたわら、電車の中でも問題集を開くほど猛勉強して宅建士の資格を取って 10年ほど前に不動産業界に入り、東京や大阪で仕事をしてきました。その後、サーフィンの縁で宮崎に移住して5年ぐらいになります。こちらで開業したのは今年の3月です。
- Q:営業はどのように?
- A:お客様は今のところ、ほぼご紹介とリピーターの方々です。いま、九州の中で人口が増えているのは福岡県と宮崎県だけなんですよ。私のように波乗りしたくて移住する人もたくさんいます。宮崎は人も気候も暖かく、美味しい食べ物や波も豊富にあるのでとても人気があり、県外の知り合いや海外の知り合いからも問い合わせがあります。私が宮崎に移住した理由は、のんびりゆっくりサーフィンしながら暮らしたかったから。お叱りを受けるかもしれませんが、あまり「営業するぞ!」という感じではありません。それでもこれまでのお客様や地元の方々とのご縁、海の仲間からのご相談があります。海の近くの家を売りたくてもなかなか売れず困っていた方のお手伝いをしたこともあります。私なりの営業で家を売却できたことをお客様がとても喜んでくださいました。お客様と築き上げた信頼関係がその後のお付き合いにも繋がっています。
- Q:仕事をするうえで大切にしていることは?
- A:誠実さと機動力です。私のお客様はサーフィンで繋がった方が多くいます。サーフポイントによって見慣れた顔ぶれの仲間がいて、何かしら繋がっています。行ったことのない場所や仲間も評判を知っていることがあるのです。土地や家を探す場合にはその地域ごとの人たちとの連携や情報交換が必要ですから信頼がないと仕事ができません。一つひとつの仕事に真摯に向き合い、ご相談があれば迅速に対応すること。良い仕事、喜ばれる仕事をして地元の皆さんの信頼を得ること、それらをとても大切にしています。そのほか「知識」の部分では不動産に関係するしないに関わらず法律が変われば自身をアップデートしています。
- Q:目標はありますか?
- A:誰かが不動産のことで何かあったときに私を思い出してくれたらいいなと思っています。不動産に関わるときってその人の人生の岐路にいるはず。そこに私が立ち会わせてもらえるなんて、とてもうれしいことです。その人の夢、要望をたくさんお聞きして、一緒に考え、探して提案して、実現のお手伝いをしていきたいです。また、サーフィンはスポーツの一つですが食べ物、ファッション、音楽、アートなど全てひっくるめたカルチャーだと思います。海の仲間と宮崎に新しい文化を生むことができるといいですね。
- Q:不動産業に興味のある方にメッセージを!
- A:業務内容によって必要な資格がたくさんあるし、仕事として責任も大きく決して簡単ではないので、その分やりがいや達成感があります。年齢が高くなってもできて、今までの自分の経験を生かせる仕事だと思います。仲間づくりに宅建業協会の開業セミナーに参加してみるといいかもしれません。協会の方は皆さんとても親切で丁寧にサポートしてくださいます。
- 【プロフィール】
- 松本 康治(まつもと こうじ)
兵庫県宝塚市出身。趣味はサーフィンや旅。ニュージーランドでバーマネジメントのライセンスを取得するため現地の専門学校を卒業したという独特な経歴の持ち主。英語ができるのでインバウンドのお手伝いもできます。
サーファーらしく日焼けした肌に笑顔がとても印象的な松本さん。事務所は気持ちのいい風の通るところでした。ご協力ありがとうございました。